大手書店の棚卸し業務

副業ナビのライターが実際にやってみた副業の体験談を公開しています。

1.副業の内容

大手書店の棚卸し業務は、書籍や文具などの商品のバーコードを専用の機械で読み込んで管理状況を調べる仕事です。

個人の経営する書店とは異なり、大手書店は店舗数も品数も多くあります。それらの書店では、書籍だけではなく文具の販売をしていることもあります。このような商品は、店舗に仕入れたあとに棚に並べて販売します。そして、来店者がその棚から商品を選んで購入します。このとき、商品はレジを通過して購入されたことが記録に残ります。しかし、レジを通すことなく商品を持ち去られることもあります。書店では、小さくて高額な商品が多く取り扱われています。そのため、他の業種に比べて万引きの被害額が大きいといわれています。書店に限らず、商品を元の売り場とは違う場所に返す来店者がいます。このような場合にも、商品の所在がわからなくなることがあります。実際に、棚の隙間に商品が隠れていたという例も見られます。

大手書店の棚卸し業務は、こうした経緯で記録との相違がある商品を調べるために行われます。そのため、1店舗につき年に1日から3日ほどしか実施されない仕事です。この作業は、商品のバーコードを読み取る機械を使用します。この機械は、ハンディと呼ばれることが多いです。これは、電話の受話器くらいの大きさをしています。バーコードを読み取るためだけに使用するため、特に難しい操作は必要とされません。

店舗にもよりますが、1度の作業につき1つの棚を担当することになります。最初に、それぞれの棚に商品が何冊あるかを数えます。次に、棚の段ごとに商品のバーコードを読み取ります。このとき、2つあるうちの上の方のバーコードだけを読み取れば問題ありません。最後に、再び棚にある商品の数を確認します。それぞれの棚には、そこにあるべき商品の数が記載された用紙が準備されています。その用紙を見ながら、先程の作業を繰り返し続けていくことになります。記録された在庫の数と実際の在庫の数が合わない棚は、別の人が改めてバーコードの読み取り作業をします。

この最後の再確認により、棚卸しの仕事は完了となります。この作業は、夜間に行われることが多いです。しかし、営業時間中に実施される場合もあります。

2.副業にかかる時間

大型の書店では、それに相応する数の商品を販売しています。しかし、この作業は1日で済ます場合がほとんどです。そのため、勤務日数は1日となります。

勤務時間は、書店の規模により大きく異なります。5時間で済む場合もあれば、8時間の予定で残業が発生する場合もあります。書店を経営する会社にもよりますが、全国の店舗で同時期に棚卸しを実施する場合もあります。このときには、近隣にある同じ系列の書店が日にちをずらして棚卸しをすることになります。

そのため、近隣にある書店を1日ごとに移動しながら複数日に渡り棚卸しに参加することもできます。しかし、それでも3店舗で各3日間の就業くらいが限度と思われます。

3.実際にいくら稼げるか

期間限定の仕事ですが、特別に時給が良いというわけではありません。

書店にもよりますが、その地域の最低賃金額と変わらない時給であることが多いです。1日だけの仕事で、5時間程度の作業となります。そのため、1日で4,000円から6,000円程度の収入となります。3店舗で3日間に5時間ほど働いても、10,000円に満たない稼ぎとなることもあります。募

集先の書店が自宅や本業の就業先から離れている場合には、交通費が支給されないため仕事の応募者側に負担が発生することになります。この仕事は、1日だけのため日払い方式で賃金が支払われることになります。しかし、勤務先へ行くための交通費が高くつけば収入がすぐに消えてしまうことにもなりかねません。

4.この副業をやって成功?失敗?

私の場合は、この副業は成功でした。

自宅から徒歩で通える範囲に書店があり、そこで棚卸しの求人が出されていました。交通費が支給されない仕事でも、自宅から近ければ時間も交通費も無駄にすることがありません。利用したことのある書店のため、仕事をするときに棚の配置場所に迷うということもありませんでした。商品のバーコードを機械で読み取る作業のため、特に難しい知識や技術が求められることもありません。商品の多くは軽いため、腱鞘炎や筋肉痛が起こる心配がないことも含めて良い仕事でした。

5.この副業のメリット、デメリット

この副業のメリットは、仕事の内容が簡単であるということです。

書店で扱う商品は、書籍や文具が中心です。そのため、重い商品はほとんどありません。商品のバーコードを読み取る機械には、複雑な機能がつけられていません。ボタンの押し間違えにより、大きなトラブルが発生するという危険もなく安心して作業ができます。普段から利用している書店であれば、棚の配置に戸惑うこともありません。

この副業のデメリットは、常に安定した求人があるわけではないということです。どの店舗でも、年に1日から3日ほどしか棚卸しは実施されません。時給も高いとはいえず、この仕事だけで収入を増やすことは不可能だといえます。

6.まとめ

大手書店の棚卸し業務は、書籍や文具などの商品のバーコードを専用の機械で読み込んで管理状況を調べる仕事です。これは、記録された在庫の数と実際の在庫の数を確認する目的で行われています。そのため、常に求人が出されているわけではありません。1店舗につき、棚卸しは年に1度だけの場合がほとんどです。そして、その1日の5時間から8時間ほどで作業が完了してしまいます。仕事の内容は簡単で、棚ごとに実際の書籍の数を数えていく作業の繰り返しとなります。バーコードを読み取るための機械は、普段から携帯電話やスマートフォンなどを利用している人であれば問題なく使用することができます。この作業に必要となる道具は、この機械と筆記用具程度です。

賃金は日払い方式となるため、印鑑と朱肉を持参しなくてはならない場合もあります。書店で取り扱う商品は、書籍や文房具などが中心です。そのため、体力に自身がなくとも作業をすることができます。実際に利用したことのある店舗の場合は、店内の棚の配置を確認する手間を省くことができます。

作業の進み具合により、残業が発生することもあります。作業時間が短いため、この残業はそれほど苦には感じられないと思います。

棚卸し業務のため、常に安定して仕事を続けることはできません。時給に換算するとあまり稼げないため、収入を確実に増やしたい人には向かない仕事です。

いくつかの店舗を梯子して働くことも可能ですが、交通費が支給されないことに注意する必要があります。自宅や本業の就業先から離れた店舗の場合には、時間と交通費を無駄にするだけの結果となることもあります。

この仕事は、読書が趣味で交通費のかからない範囲に書店がある人にはお薦めすることができます。そのほかにも、空いた時間を有効に使いたいという人にも良い仕事だといえます。多くの書籍を扱うため、本業の役に立つヒントが得られる場合もあるかもしれません。

副業ナビライター(20代 女性)

コメントを残す